「プロボノセクション」リーダー・杉崎(北村一輝)が弁護士の仕事を投げていた理由が明らかになる7話、一週おいて9話、そして最終回の10話と続くエピソード。
7年前、強姦致傷事件で犯人・富田(大倉孝二)の弁護をしテクニックを駆使して無罪に導いたものの反省や更正のことをまったく考えなかったため報復として再び強姦を行い、被害にあった女性が自殺したというもの。それで被害者の母親が杉崎に対し損害賠償請求を行ってきたというのが今回の事件。
これで負けると弁護士が被告の弁護をする障害になり日本の裁判システムを揺るがす問題としてエムザ法律事務所は総力をあげて弁護活動を。しかし杉崎は弁護活動そのものを問題にしたいという立場。それをみて堂本灯(上戸彩)は事務所をやめて損害賠償請求側の弁護士になる。
光市母子殺人事件の弁護団と橋下徹弁護士の懲戒請求問題をモデルにしたと思われる事件で見応えがありました。『ホカベン』全体に上戸彩演じるヒロインがうろうろしているだけだとイマイチなんだけど、北村一輝の杉崎弁護士がでてくると話が締まってよくなる傾向にあります。だから豊川悦司・伊藤英明の『弁護士のくず』みたく先輩と新人弁護士がW主演だったら『ホカベン』も全体的によくなっていたんじゃないでしょうか。
最終エピソードの脚本は「脚本監修」で参加していた秦建日子が自ら脚本を書いていました。『ドラゴン桜』から『花嫁は厄年ッ!』『ジョシデカ』まで、なんか当たり外れの大きい人です。
結末は判決が出る直前までで無罪か有罪かまでは描かれず。余韻のある終わり方でした。ただエムザの盛岡所長(大杉漣)がそれまではどんな手を使ってでも勝つ、といってたのが、判決が出る直前に灯にあった時はよく戦った、今後も見守っていくよと手のひらを返していい人になったのはなんだかなー。
