前回書いた後から激忙だったため一ヶ月以上あいてしまいました。4月になる前に復活せねば。
あいてた期間におもしろかったものを取り急ぎ書いておくとNHK総合、2月14日放送の特集ドラマ『お買い物』。福島の老人(久米明)がカメラ屋からのダイレクトメールで昔売ったのと同じ型のクラシックカメラが売りに出されるのを知り、妻(渡辺美佐子)とともに東京に行き悩んだあげく買う、とほとんどそれだけ。
老人がカメラを手放した理由や日帰りの予定が遅くなって東京に住む孫娘(市川実日子)のところに転がり込むなどのドラマ的要素はあるものの、基本的には老人視点でゆったりとしたペースで描かれ、最後にじわっじわっと来ます。老人視点での象徴として、カメラも老眼になってよくみえなくなったりします。いままでにない老人主役のドラマでした。
いよいよ高齢化社会で昨年末あたりから老人メインのドラマが明らかに増えてきました。12月26日放送、東海テレビ制作の『長生き競争』は老人たちが誰が最後まで生き残るかを描き、1月9日は市原悦子が『いじわるばあさん』を演じ、1月12日には城山三郎夫妻の『そうか、もう君はいないのか』、3月25日には市原悦子がだまされる方で出てくれる『春さらば』。
二作にでてくる市原悦子の演技がさえ、特に『いじわるばあさん』は長谷川町子の原作キャラどおりなんだけど、リアルな現代劇になっていて、しかもいつもの市原悦子でもある、という原作の消化の仕方が見事でした。
『おばさんデカ 桜乙女の事件帖』の制作会社がシリーズ終了を後の制作で、『おばさんデカ』のスタッフや市原作品の脚本をよく書く竹山洋など市原悦子をよく知るスタッフで固めたところがよかったんでしょうか。視聴率は13%台と微妙なところですがシリーズ化を期待したいところです。
現実の不可解な事件を元にしたというこのドラマ、番宣で地面に落ちている魚のシーンを紹介して、ほとんどの人が「それは竜巻」とツッコンだと思うんですが、そこはあくまで導入部、本題はもっと不可解な事件でホッとしました。
トリックは「現実の事件」をベースにしていると開き直ることにより目新しいネタを出せて作戦勝ちちゅう感じですね。しかし同じ一話完結推理ものの『ヴォイス』がオリジナルな事件をつくろうとして苦労しているのに対して、こちらはネタが豊富でレベルは保てそう。ただ初回の事件は犯人の動機に説得力がない気がします。あの動機を成立させるなら犯人の裏の顔をもっと描かないと。
主人公のキイナ(菅野美穂)は「普段は普通の29才」という設定ですけど、全体にあまり普通じゃないですね。過去の女性捜査官とあまり被らないようにムリからにつくったような感じですけど、菅野美穂の演技もあり、キャラ立ちはしています。
他のキャスト的には『はねるのトびら』で骨折をしても、そのまま「骨折した」という設定で出てきたキイナの元カレで科捜研技官役の塚地武雅、彼じゃないと成立しなさそうな役でかつドラマのヘソになりそうで、骨折でもそのまま出演させたのはよくわかります。他に沢村一樹は菅野美穂と『働きマン』、草刈正雄と平岡祐太は『モンスターペアレント』。平岡祐太はヒロインに振り回されながら事件を解決するのも『モンペ』といっしょの立場、性格はちょっと違いますが。
人生の選択を二回だけやりなおせるこのドラマ。スペシャルドラマで3話に同日放送の連ドラ第1話を見るとほとんど選択は「自分のため」でした。チュートリアル・ブラマヨの「俺の世界」は自分が売れるため、片瀬那奈主演の「恋のゆくえ」は第二の人生の夫を見捨てて一人で生きる道を選び、安めぐみ主演の連ドラ版1話は妹を見捨てる。京野ことみ主演の「涙の選択」は母親のためですけど自分の気持ちのためといえなくもない。
かつ人生別の道もあまりいいことは待っていないため、それぞれに後味悪い。
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ところが原史奈主演の連ドラ2話は違いました。自分の会社の専務に痴漢されたヒロイン、告訴すれば会社で悪い立場に追い込まれ、リセットしても専務の婚約者の復讐で恋人が痴漢にしたてあげられる。それで最後の選択は恋人のためで、最後は専務に本格的に闘いをいどむ、と後味もさわやか。
ビターな結末はそれが人生だ、といえなくはないですが、個人的に今見る気分としては人生を主体的前向きに生きる結末の方が好みです。
離島ものでは『Dr.コトー診療所』は医者、『瑠璃の島』は子ども、NHK『ジャッジ』は裁判官と島に必要とされる人が主人公でしたがこのドラマは駐在さんで、事件が起きない平和な島には不要な存在。「あんたはリゾート気分できたんだ」と邪険にあつかわれる中でどこに自分の居場所をみつけるのか?というのが当面の展開。
白瀬遼(坂口憲二)と元校長で島の影のリーダーぽい知念キヌ(前田美波里)との対決が見もの。母親にしなれた玉城美波(夏未エレナ)が島を出て行こうとしている問題で「甘えちゃいけないんだと思ったんだよ」「あの子の決意がわかったからみんな何もいわなかったんだよ」というキヌに対して遼は「甘えることを教えてあげなくちゃいけないんじゃないですか」という議論はかなりシビア(全体にセリフがなんとなくミュージカル調な前田美波里、不気味だ)。
そのあたりが中心になっているからドラマ全体も緊張感があります。ほのぼのを期待する向きは多いでしょうが、内容的には悪くありません。
緊張した雰囲気を癒してくれるのは平良節子(大森暁美)。なんとなく大森暁美がでてくるだけでホットするものがあります。『ラスト・フレンズ』でも最後に出てきて思い詰めていた美知留(長澤まさみ)を救って安心させてくれました。
しかし、中学生とはいえ夏未エレナのような子を警官とはいえ血気盛んな坂口憲二が引き取っていいのか?夫婦ものじゃないといかんのじゃないですか。夏未エレナはいろいろ見てたら年令がわからなくなってしまった。確認すると14才。今回の役が実年令ぴたりなのね。
本筋突入は2話以降という感じですが、松山ケンイチのなりきり方と『流星の絆』に続いて主人公の少年時代の齋藤隆成の演技で今後の展開に期待が持てる展開です。
こういうドラマは微妙なリアリティが気になるんですが、一番ひっかかったのは「蒲田合板工場」のあまりの非効率さ。合板工場の中を見たことはないけど、販売価格から見ていかに派遣社員のコストが低いからといって山ほど人がいたらもうからんでしょう。仕事も機械まかせにした方がよさそうな簡単なものだったし。デフォルメしているんでしょうけど、もうちょっと現実に近づけないと。
あのパターンだと桐野夏生原作『OUT』ドラマ版の弁当工場がリアリティありましたね。コンビニ弁当はどんどん変わるしで安いパートの人海戦術でこなさねばいけないんでしょう。弁当工場を見たことはないけど、たぶんあんな感じだろうという説得力がにじんでいました。
それからハケン切りを織り込んでいるドラマだけにスポンサーとの関係が難しいところ。この枠の前作『スクラップ・ティチャー〜教師再生〜』の時は花王、キヤノン、SUZUKI、コカコーラ、ドコモ、明治製菓。しかし『銭ゲバ』になると「この番組は〜の提供でおおくりします」と最初にいわれるのはスズキとコカコーラだけ。松ケンがCMにもでているドコモは最初にいわれないけどCMは放送。あと穴埋め的にAC・公共広告機構。その体制も30分までで残りは雑多な会社のCMが流れ、その中で花王とキヤノンもあり。
こんな状況ではドラマ自体がヒットしないとつらいところですが、初回は裏のフジ土曜プレミアムが『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』のため12%と冴えず。2話で巻き返したいところですが、テレビ朝日が松本清張『疑惑』、フジが映画『誰も守ってくれない』連動の『誰も守れない』、NHKの『刑事の現場』再放送も入れると同一時間に4つもドラマが並ぶ困難な状況です。
ところで、風太郎のアパートの畳の下に敷き詰めてあった一万円札、いくらなのか計算してみました。畳が公団サイズであると仮定して850×1700mm、一万円札は76×160mm。敷き詰めたとすると118万円。ざっと100万円ですか。
ラブコメの「ラブ」の方は恋人交換という無茶な設定ですが、『101回目のプロポーズ』のトラックの前に飛び出して「ボクは死にましぇ〜ん」から『薔薇のない花屋』で何の手がかりもなく「渋谷でみつけて」など愛を試すようなことをするのが大好きな野島脚本、なんとか納得できるレベルでまとめてきました。
しかしラブコメのコメディの方は「ラブ&ピース」「だめだこりゃ〜」など古くさいセリフのオンパレードでハッキリとすべってます。特に玉木宏のダメ男演技に『鹿男あをによし』の悪夢がよみがえります。カッコ良すぎてあんな風にくずさないと使いにくいんでしょうかね。決めぜりふ?の「ウソだといってよ、ジョー」は、もう一つ野島脚本が好きな要素の『すてきな片想い』で与田、野茂、潮崎、落合などプロ野球選手の名字を使うなどの野球ネタ。しかし日本においてジョーはやっぱりボクシングでしょう。
合格点は谷原章介と貫地谷しほりで香里奈、松田翔太は相変わらず。DAIGOは演技はともかくが登場しただけでなんとなくおかしいのは今が旬なだけはあります。他は来週以降のシャッフル展開でどれだけ生かせるかちゅう感じですね。特に吉高由里子が初回では生きておらず、次回以降で本領発揮してほしいところ。
主要登場人物8人はそこそこメンツをそろえてきた感はありますが、8人以外の脇役がほとんどおらず、初回で名前を知っているのはひさびさに見た野村祐人ぐらい。寂しくて違和感がありますね。これも制作費削減の影響でしょうか。
ところでエレベータに閉じ込められた時の小便、紙コップ1個では足りないでしょう、尿意を感じるのは150ml、ガマンできなくなるのは500mlだそうなので、2個は必要じゃないでしょうか。
人気コミックのドラマ化ということで、『花より男子』や『のだめカンタービレ』までの豪華さまでは期待していません。しかし安達祐実の北島マヤ、松本恵(現・松本莉緒)の姫川亜弓、野際陽子の月影先生がそっくりで、佐戸井けん太の演出家・小野寺に至ってはかなりムリヤリ似せた感もある『ガラスの仮面』のような説得力のあるはまり方がほしいところです。
しかし主役・亀梨和也に相手役・仲里依紗ではがんばってはいるものの、そこまではまってません。『神の雫』をドラマ化するにあたり誰を主演に選ぶか、じゃなくてたぶん亀梨主演ありきで始まったであろうから限界があります。
周囲のキャストはそう悪くありません。『ガラスの仮面』では「紫のバラの人」速水真澄だった田辺誠一に『のだめ』のシュトレーゼマンに続いてうさんくさい役の竹中直人はコミック作品によくあっています。笹野高史演じるワインの名前にごまかされない関西弁の社長も一回だけの出演はもったいない感じ。
原作で選ぶワインは十二使徒+「神の雫」ですけど、ドラマ版では使徒は半減の6本。原作が現在進行形ということもあるでしょうけど、ドラマの放送回数の都合ぽいですね。初回+六使徒+最後の一本は前後編で全九話というところでしょうか。
主人公がイケメン執事、そう聞いて執事が優雅に女性を癒してくれるようなドラマをイメージしていました。でもフタをあけてみると、『花ざかりの君たちへ』の学園内対決要素+少女コミック定番のいじめとそれに立ち向かうヒロインで全体にガチャガチャして、かつ『花君』は男の闘いだったのでさわやかだったんですが、女の闘いでは陰湿になって癒されそうないような、女性の立場からは違うかもしれませんが。原作はどうだかしりませんが『花君』要素を引き継ごうとして不必要なところまで似せているような。
また水嶋ヒロの良さは『絶対彼氏』の時のようにはいかされてないし、榮倉奈々はイジメに耐える少女コミックヒロインにはデカすぎ。主演作、朝ドラ『瞳』で、ダンスユニットを組んだときは「あんたのデカさは飛び道具」といわれていたけど、思えばあの使い方は正しかった。榮倉奈々の使い方でもう一つ正しいと思うのは『プロポーズ大作戦』とロッテのCMにおける長澤まさみの友だち。二人並んでいるとバランスがとれている。
それにたくさんいる登場人物(ホームページでキャスト欄には40人いる)をちゃんと使い切れるのか?放送前には谷村美月がいることに気がつかなかったし(あの役ではさすがにむだ遣いだ)、さらに放送が終わっても北川弘美がいることに気がつかなかった。
まあ『花君』はホームページカウントで47人だからもっと多いんですけど。
初回視聴率は17.7%。月9としてはあまりいいとはいえませんが、だいたいフジテレビの計算通りというところではないですかね。キャストが豪華な月9としてはそれほどではないキャスト、おそらく出演料は木村拓哉一人分で十分にまかなえるんじゃないでしょうか。ロケも遠くにいってないし、同じ月9の一話完結推理ドラマ『ガリレオ』のように実験が凝っているわけでもなく、全体にそう予算がかかっているとは思えません。今回はコストパフォーマンス重視でそんなに金をかけずにそこそこの成果を狙ったような。別9の前作『イノセント・ラブ』もそれほどではないキャストなのは同じですが、あれは中居正広主演予定だったといわれており、大きいのを狙ったが結果としてできなかったのに対して、今回はバットを短く持って確実にヒットを狙ったような。
テーマも法医学ものの定番、上野正彦『死体は語る』+『チーム・バチスタの栄光』の原作者・海堂尊の「死因を明確に」という主張を足したような感じ。名取裕子の『法医学教室の事件ファイル』など事件ものの定番パターンで、『篤姫』の小松帯刀で瑛太ステキ、と思った女性も捕まえやすいつくりです。
このまま大きく下がらなければ精巧なんじゃないですかね。
事前にあらすじを見て、主人公・加地大己(瑛太)はなぜ「心臓外科学ゼミに受かっていたのに落とされたような気がした」のか疑問でした。人物紹介として「人並み外れた勘のよさと洞察力、自由な発想力を持ち合わせ」ていると書いてますが、にしてもすごすぎる、こいつはエスパーか?と思っていたけど、ドラマを見たらたしかにあんな掲示の仕方は不自然だ、冷静に見ればだいたいわかる。
それからゼミ生の諸君は真相を究明する前に医者になるための勉強をすべきだと夏井川助教(矢田亜希子)じゃなくてもそう思う。
山田太一作品は昭和50年代までは時代とあってたんですが、あるところから視聴者の望むものと本人が書きたいものが食い違うようになっていきました。あるところっていつだろう?と作品リストをじっとながめて考えて見ましたが、笠智衆三部作の最後『今朝の秋』の87年までであろうという結論に達しました。88年以後はなんか違う。
87年と88年で何が違うか?脚本の中ででなにが違うのかというのは難しいんですが、外部要因ははっきりしてます。バブル経済がこのころからはっきりとした形であらわれ、88年には『君の瞳をタイホする!』『抱きしめたい』でトレンディドラマが大ヒットしていると時代が変わっています。
で、まあそんなこんなで山田太一脚本のドラマをどう見たもんだかわからない時期が20年ぐらい続いたんですが、07年にテレビ朝日『まだそんなに老けてはいない』、フジ『星ひとつの夜』、TBS『遠い国から来た男」と三作スペシャルドラマをつくったあたりから、世間一般はともかく昔からのファンにはわかる線にもどってきた気がします。そして昨年のテレビ東京『本当と嘘とテキーラ』の「自殺」という要素を引き継いで「連ドラは最後」と本人がいう『ありふれた奇跡』にいたると。
「連ドラはもう書かない」というのは10年ぐらい前からはいっています。ただそれでも『ふぞろいの林檎たちV』は書くのではないかといわれ、実際、何回か企画されたようです。しかし石原真理子のせいでその可能性が絶たれて、その代わりにフジにお願いされた『ありふれた奇跡』を最後にするということではないかと思います。
それで連ドラをもう書かないという理由の一つはあまり視聴率を期待されたくない、ということ。お願いされて書くんだから当然視聴率は狙ってなく、お願いしたフジテレビもそんなことはいえないわけで、いつものようにストーリーは大きく進展せず、日常の出来事を独特の会話法で描く一般ウケしない展開。だから初回視聴率は12.5%でもコケた、とはいえません、はなから視聴率は狙ってないんだから。
とはいうもののフジテレビは仲間由紀恵も投入したし(それが効果的かどうかはともかく)もうちょっと期待してたかもしれませんね。それでも初回は裏が『渡る世間』スペシャルの後半と重なったマイナス要素があるから、ストーリーはあまり進展しないだけに途中から見やすいし二回目以降はあがる余地はあります。
最後だしこの線で好きなようにしていただきたいですね。こちらはただ見守るのみです。
昨年4月から始まったNHK木曜20時のドラマ8枠。これまで『バッテリー』『乙女のパンチ』『キャットストリート』『七瀬ふたたび』とそれなりに力を入れてきたような気がしますが、今回はちょっとキャストの層が薄く、この枠の予算を使い果たしたのか?という感じですね。
モー娘。高橋愛と中村蒼が主演でレギュラーでメジャーなのは警部役の石黒賢ぐらい。それでゲストは豪華かというと仮面ライダーナイトとギルス、次回は江波杏子と長谷川朝晴と……全体にもう2、3枚は駒がたりないような。NHKの出演ギャラは安いから負担は少ないはずなのに。
高橋愛の演技がネット上を見るとぼろくそにいわれているようですが、個人的には腹はたたないレベル。まあ腹が立つレベルは「棒読み」でものすごくストライクゾーン広いんですけど。中村蒼は天才少年には見えないけど、『学校じゃ教えられない!』に続いてなんか悩みがありそうな高校生役はよく似合います。
トリックは45分の放送時間ではあんまり複雑でもしょうがない、適当なところでしょう。犯人を追い込むために燈馬想(中村)がわざわざ始めてのスカイダイビングをすることについて「彼にとっては必要だったんでしょう」というのが後でどうきいてつながってくるかが気になりますね。
「関西テレビ開局50周年」で予算をかけてつくってきたようですけどそれが実を結んでませんね。
予算をかけたポイントは二つあり、一つは舞台としてが東京、大阪、パリ、上海をまたにかけているところ。まず東京、大阪といっているところがしょぼいんですけど、第一話に登場したパリ、最初は豪華にいこうぜ、というために登場しただけで今後重要な舞台になってきそうな感じがまったくしません。
それから豪華キャスト。これもメインの三人、江口洋介・稲垣吾郎・広末涼子が昔ならいざしらず現時点では今ひとつ主演としての決め手にかいています。他も「主演級」を並べたとされていますが、というよりは「大河ドラマ主要キャスト級」。
『義経』大杉漣
『風林火山』谷原章介、佐々木蔵之介、小日向文世、風吹ジュン
『篤姫』堺雅人、北大路欣也
『天地人』相武紗季
と3年前まで遡ると全員カバーできます。うまく使いこなすとおもしろくなりそうですけど、第一話を見る限りは船頭多くしてなんとやら。大河ドラマぐらいのボリュームがあればそれぞれに見せ場がつくれるでしょうけどね。グレートマジンガーのテーマを歌い上げる佐々木蔵之介はマル。
だいたい展開がもったいをつけすぎです。ストーリーそのものがわかりにくいのならそれはしょうがないですけど、それ以前の問題としてそもそもの葛城佐智絵殺害事件、小出しにせずに一般には知られている事実をとっとと説明したっていいんじゃないでしょうか。見てて実にまどろっこしい。25年前の事件があって10年前の時効があって現在があるという三段重ねの構成もわかりにくい。10年前はいらないんじゃないでしょうか。
誰にも感情移入できないまま第一話が終わりそうでしたが、結末「葛城佐智絵は生きている」という終わり方は魅力的でした。この謎を納得いく形で引っぱればおもしろくなるかもしれません。NG真相は「同じ名前の妹(または養女)だった」これじゃなきゃいいんですが。
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