現代劇では老いが気になる田村正和ですが、時代劇でつくりこめばまだいけるか。特立ち回りの美しさは衰えていません。でもアップで顔をよくみるとツルっとはしてなくて、懸命にシワを隠しているのがうかがえます。時代劇でも年齢相応の役を開発してほしいところ。いっそのこと大石内蔵助を一度やってみたらどう?討ち入りをする本心をなかなか明かさないところを田村正和的にさせるとおもしろそうな。
ところで慶之助の父で幕府のご意見番的存在として描かれている姫路藩主・松平直矩(宇津井健)、実在の人物のようでウィキペディアを見ると最初は姫路藩主であることは間違いないけど生涯五度の国替えを経験し「引っ越し大名」とあだ名され、そのため借金も多く、かつ浅野内匠頭刃傷事件の前に亡くなっているようで、ドラマ中の人物とはかなり違っているようです。
他のキャスティングでは、『鬼平』でおなじみ、慶之助の乳兄弟役の梶芽衣子、03年のテレ東・新春ワイド時代劇『忠臣蔵 決断の時』では吉良上野介だった橋爪功の大石内蔵助、いずれは吉良上野介をさせたい西村雅彦の柳沢吉保、その吉保に馬乗りになるバカ殿演技がのっている徳川綱吉役の小林稔侍など見応えがありました。
