年の初めに書くのはやはり大晦日の紅白。
全体のレベルは高いんだけど、山にもっていくのが遅かったのが惜しまれるという感じですね。紅白らしく盛り上がってきたな、と思えたのは全体の2/3を過ぎてアンジェラ・アキ「手紙〜拝啓 十五の君へ〜」と森山直太朗「生きていることがつらいなら」のメッセージ性の強い二曲が続いたところ。あそこでキタ〜と思えましたが、これが22時15〜20分頃だからちょっと遅い。
一番目に登場の浜崎あゆみはいいとしても、それに対して白組が布施明というのはどうよ?白組二組目の美川憲一はIKKO、はるな愛を投入して盛り上がったのでこちらを先にした方がよかったんじゃないかしらん。
それと後半の最初もPerfume、ジェロ、SPEEDといい感じできたのでもう一押し、羞恥心をこのあたりで投入してほしかった。羞恥心は借りてきたフジテレビと掛け持ちだから時間的制約もあるでしょうが。
小林幸子の衣装は歌が「楼蘭」で衣装テーマが「砂漠の女王」とこれまで歌とは関係なく衣装が暴走していたのにめずらしく歌と衣装があっている。それから北島三郎は「北の漁場」で舟にSMAPを入れスモークを波に(審査員はあのスモークを被って舞台を見れたのか?)盛り上がっていたけど、やはりこのパターンは鳥羽一郎で見たいぞ。漁業従事者の代表としてカムバック!鳥羽一郎。
総合司会の小野文恵アナがずっと飛行船の上というのはびっくりしました。フジ元旦の『爆笑ヒットパレード』みたいだ。あちらはヘリなので文字通りバタバタだけど、こちらは飛行船だからゆったり。全体の進行も見ていて時間がおしてバタバタしている感じがあまりなくゆったりしていい感じでした。
紅白どちらでもない企画コーナーはブラジル移民100周年スペシャルの宮沢和史inガンガ・ズンバ&ザ・ブームとエンヤ。エンヤのためにアイルランドにいった有働由美子アナはいいけど、宮沢和史は(たぶん)日本で歌っているのにサンパウロの様子を伝えるためにブラジルにまでいった塚原愛アナはたいへんだ。
ところで出演歌手の枠外で、スペやるゲストとして4分も歌ったエンヤ、1月からフジ系連ドラ『ありふれた奇跡』の主題歌を歌うしえらく日本シフトだ。
ゲスト応援で一番光っていたのは沢村一樹のセクスィー部長の暴走ぶりとそれを冷静にうける仲間由紀恵のリアクション。セクスィー部長の色香に女性陣が倒れるのに、シラジラしい芸風の仲間由紀恵だけが「ききませんよ」というのは妙におかしい。
イマイチだったのはくいだおれ太郎。メインにこないとただ太鼓をたたいてるだけだからな。もうちょっと他の芸をするように改造してほしかった。
もう一つびっくりしたのは生演奏が会場とは別のスタジオで演奏していたこと。昔は舞台の近くでダン池田とニューブリード、高橋達也と東京ユニオンあたりが紅白に別れて演奏していた印象があるので見えなくてもそばで演奏しているだと思っていました。今回は三原綱木とニューブリードの担当。自前バンドの出演が多くなったので一組ですんでいるようです。
視聴率はプロデューサの公約通りに後半が40%超えで目標達成。まあ民放各局の裏番組にやる気が感じられないので前回よりはよくなるだろうとは思っていました。最後の結果は白組の四連勝。ジャニーズファンのバイアスがあるからこの傾向は当分変わりそうにありませんね。審査方法を変えても一般審査員を入れる限りはもっとも熱心なジャニーズファンが多く入ってくるでしょう。視聴者重視をしているNHKとしては一般審査員を入れないわけにはいかないし。
